ノンタンおよぐのだいすき (ノンタン あそぼうよ4)
長男はノンタンの絵本が大好きだ。僕もノンタンの絵本が大好きだ。どこが好きかというと、その類稀なリズム感・グルーヴ感だ。『ノンタンおよぐのだいすき』における「とってん とってん ぱしゃぱしゃ とってん」の切迫力。『あっかんべノンタン』における「べっかんこの あっかんべ!」の破壊力。言葉にリズムがあり、魂が宿っている。ノンタンシリーズの作者キヨノサチコは元々漫画家志望だったそうである。子供が生まれたことをきっかけに絵本作家へ転身した。そのことはノンタンに大きな影響を与えている。漫画の面白さを図る指標として「キャラが立っている」「テンポがよい」が上げられるが、絵本を評価する指標としてそういったものはないと思われる。ここにノンタンは他の絵本では有り得ないキャラの立ちっぷりや、テンポの良さを示している。「天真爛漫でいたずら好き」なノンタンは、往年のジャンプの名キャラクターたち(悟空やケンシロウ両さんJOJO桜木花道や・・)に匹敵する「キャラ」である。惜しむらくはうさぎさんや、くまさんのキャラが弱いことであるが、それとてキャラが全くないわけではない(うさぎさんはいつでも3人で行動するさびしがりやで、働き者で、ノンタンにヒドイ目ににあわされても仕返しできない気の弱さがあることが、そこはかとなく知れる)。そして次のページへ次のページへと読者を駆り立てるテンポの良さ、グルーヴ感はまさしく漫画を読む時の快感そのものである。俺も20年以上前に子供としてノンタンは読んだわけであるが、今、自分の子供に読み聞かせて、あらためてその面白さに気が付いた。俺も子供が生まれたことをきkkたけに絵本作家に転身しようかtな。うん、そうしよう。俺の人生決まった!!!それはそうと、10年位前ウゴウゴルーガという番組で「ノンタン」のアニメをやっていたと思うんだけど、DVDで発売されないかなあ。スゲー欲しい。