有名な「メグゴ」読んでみた。天性の危険予知能力を持つ消防士が主人公の漫画。
一般の少年漫画と一線を画すのは天性の能力や行動力を持つがゆえに組織をはみ出してしまったり、ルールを逸脱してしまうジレンマが描かれているところ。ルールを逸脱してたまたま人の命を救えたけれど、もしかしたら逆に多くのひとの犠牲を伴っていたかもしれない。そのような行動は許されるのか否か?
確かにそういう人いるんだよね。その人が居ると、問題解決は早いんだけど、組織が混乱したり、後処理がふつうの3倍かかったりするような。
と思ったらてたら漫画の最後のほうには「消防士全員お前みたいな奴だったら問題ないのにな」みたいなセリフがあったりして才能があれば万事OKという普通の少年漫画になっててびっくり。

M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究

M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究

金沢ブックセンターで紹介されていたので読んでみた。776ページに及ぶ大作!!
マイルス・デイビスはそれほど好きじゃないし、菊池成孔のことはむしろ嫌いないのだけどこの本は面白かった。テンション上がる。
マイルス・デイビスが好きで音源をたくさん持ってる人はそれを聞きながら読めば相当楽しいんじゃないだろか。
ちなみに「kind of blue」については「敢えて触れない」というスタンスでした。

昼の学校 夜の学校

昼の学校 夜の学校

学生からの質問に答える形式の森山大道の講義録。なんか薄い内容。「M/D」みたいなアツい森山大道本を誰か書いてくれないかな。絶対面白いと思うのだが。

リーダーシップの本質―ガードナーのリーダーの条件

リーダーシップの本質―ガードナーのリーダーの条件

「お先に失礼する技術」で言及されているので流し読んでみた。
リーダーになるための教訓が書かれているわけではなく。リーダーとは何かについての本。曰くリーダーの任務とは9つあって「目標設定」「価値観の確認」「動機付け」「管理」「機能する集団の確立」「説明能力」「象徴としての役割」「代表する任務」「リニューアル任務」だそうです。

ほぼ、「お先に失礼する技術」と同じ内容でした。

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。

未だに自分が何で働いてるのか良く分からないので読んでみた。仕事に関する格言的なのを99個ならべてそれぞれにコメントするといった感じの本。です。イマイチでした。

世界認識のための情報術

世界認識のための情報術

「週間金曜日」の連載(2006/3-2008/5)を纏めたもので、その時々の時事問題に解説を入れる内容。といっても微妙に古くて、ああ、そんな事件あったっけ、って感じ。もっと最近の、例えばグルジア紛争とか金融危機とかに対する論考を読んでみたい。