いまだに原発のことばかり考えている

原発についてみんな言っていることがバラバラなのは、結局誰にも分からないからだよな。被曝の健康に与える影響についてもデータは広島とかチェルノブイリとか限られたものしかないわけで。だいたい福島第一の状況が今どうなっているのかも今後どうなるかもわからない、そんな状況で正解を言うなんて不可能だよな。自分の判断でやるしかない。

なんか現在住んでいる辺りが放射能のホットスポットになっているらしく、大人はともかく、子どもは心配。引越は無理だけど、放射線感受性の高い幼児期なんて今だけなんだから、内部被曝を極力避けるような用心は必須だなと思う。数年後に白血病になりましたなんて、泣くに泣けない。（http://members3.jcom.home.ne.jp/2143800701/）

今までは反原発デモの報道すらしなかったのにここに来て急にメディアが反原発の論調。チェルノブイリ後も原発は続けているのに、今のところチェルノブイリ未満の今回の事故で原発止めるってのは論理的にどうなんだ。内田樹センセイの言うとおりアメリカの意向くらいしか思いつかない。（http://blog.tatsuru.com/2011/05/20_0900.php）

ただ現時点ではチェルノブイリ未満だが、超えることは大いにあり得ると思う。「燃料は溶けている」「原子炉の密閉性は保たれていない」「格納容器も損傷している」と思われる状況で、しかもそれが3件もある状況で、これを再び閉じ込めるなんて不可能だろう。放射能の極めて高い環境で水がどぼどぼ流れている穴を塞ぐなんてできるの？そもそも燃料が原子炉内にあることは疑わしく、格納容器内にあるのかもわからないわけで。閉じ込めができなくなれば、最終的には環境に出てくるしかないわけで、チェルノブイリの10倍の燃料があるといわれる福島から出る放射能は最終的にチェルノブイリの10倍になる可能性がある。「最終的」という時間オーダーが1年なのか10年なのか100年なのか、はたまた1000年なのか分からないけど。今福島でやっている作業って、結果的にその時間を少しでも伸ばす作業でしかないのかも知れないと思う。

今回は地震&津波だったけど、例えば原発に自爆テロで飛行機で突っ込めば、簡単に今の福島くらいの事故は起こってしまう。テロまで想定した安全対策なんて無理なわけで、どこの国の原発でも福島と同じ状況になり得る。

と言った危険をはらみつつ、福島がチェルノブイリを越えたとして、それでも「その教訓を生かして」原発を続けてしまうのが、人類なんじゃないかと、そうやって僕らはやってきたんじゃないかとも思う。

と言ったことをつらつら考えながら夜更かしする毎日。